前回は、適職に巡り会うための1冊として齋藤孝さんの「質問力」をご紹介しました。
そちらを紹介した記事は ↓ からご覧ください!
27歳社会人5年目が「適職」に巡り会う為に読んだ本②第3弾となる今回は、最終的に会社を決める時に役立った1冊をご紹介したいと思います。
いくつかの会社から内定をもらったとしても最終的にジャッジするのは自分です。そんな一生を左右する意思決定をどうすれば失敗せずに行えるのか。
そんな時に役立つ一冊をご紹介します。
直感に惑わされず最終ジャッジをする為の方式「科学的な適職」
3回目の転職で1番慎重になったことは、内定をいただいた後のこと。内定はむしろスタートラインで、
その中で「適職」という正解を引かないといけないからです。
そんな時に役立ったのが「科学的な適職」です。
転職や仕事に関する論文をたくさん読まれた著者が、科学的に適職を選ぶための方法を伝授してくれています。
その中でも私は、「米軍が意思決定にも使う」という「マトリックス方式」という方法を使ってみました。
これは仕事に関する項目に対してそれぞれ重み(1〜3)を設定し、今の会社と次に行きたい会社をそれぞれ採点。
その総合得点で選ぶものです。
実際に自分が行った分析がこちら。
※1番左の項目が具体的にどんなことを指しているのかは、著書をご覧いただけたらと思います。
この表では、A社が「現在勤めている会社」B社が「転職で内定をもらった会社」です。
赤枠の総合得点を見てみると、A社51点、B社69点で「B社」に軍配が上がりました!
今回は各項目を知った上で、各条件にマッチする会社を探していたので、結果的に点数が高くなっていますが、転職活動をしていたら「実は今の会社の方が点数が高くて良い条件だった」ということに気付けるかもしれません。
いくつかの会社から内定をもらったとしても、軸や目的がないと、「年収や残業時間」といった目の前に見えている条件だけに目がいきがちになってしまいます。
数字で採点して客観的に見ることで、「自分の直感」や「目先の利益」だけで会社を選ばなくなり結果的に「適職」に巡り合える確率が上がるということです。
もちろんこれは仕事においての選択法なので、合コンで「Aちゃんは胸は大きいけど、スタイルがまあまあだから51点だな。」とかやっていたら絶対失敗するので使い所には気をつけてください笑
まとめ
今回は、私が転職する際に参考になった本を3冊紹介させていただきました。
- 自分の強みや転職の軸を見つけるためにタグ付けをする「転職2.0」
- 面接をクリアするために良い質問をする「質問力」
- 仕事を直感ではなく客観的に分析して決定する「科学的な転職」
もちろん転職にはリスクがあります。
けれど転職活動は、ほとんどリスクはないと思っています。
「今の会社の良さを再確認」できるかもしれないし「自分をもっと評価してくれる会社」に巡り合えるかもしれない
転職すると、最初は人間関係や仕事に慣れるために試行錯誤する期間があると思います。安定を求める人間の本能的に当たり前ですが、そんな現状を「リバランシング」していくことが必ず自分の成長にも繋がります。
みなさんのキャリア構築や、転職活動の参考になったら幸いです!