人に伝わる文章が書けるようになるコツ3選

皆さんは文章を書くのは得意ですか?

ほとんどの方が、文章を書くのが得意です!と言えないのではないでしょうか。

例えば…

 
 

仕事で相手先へのメールがうまく伝えられず何度もやり取りする羽目になった…

 
 

学生時代、作文や小論文が苦手だった…

このように過去に苦い思い出があるから文章を書くのが得意とは言えないのだと思います。

私自身、昔Yahoo!知恵袋に「歌を上手くなるコツ」を質問したところ、

「あなたの文章はヘタで何を言っているのかわかりません。」という回答が来たことがありました泣

それ以降、文章を書くことに苦手意識がありましたが…

ある本に書いてあったコツを知ったことで劇的に文章力が上がっていきました。

仕事では、ラジオのディレクターとして原稿を書いたり、広報としてプレスリリースを書いたり、ライターとして記事を書いたり文章にまつわる仕事にも多く関わってきました。

今回は、誰でもマネすることができる伝わる文章が書けるようになるコツを3つご紹介します。

文章力を劇的に上げてくれる本「書くのがしんどい」

この本はライターの仕事をしている時に、先輩からおすすめいただいたのですが…

この本に出会ったことで自分の書くことに対する意識が180度変わりました

タイトルにある通り「書くのがしんどい…」と思っている方が誰でも書けるようになる文章テクニックが満載です!

その中でも特に良かった部分を抜粋+自分が仕事で文章を書く上で心がけていることを交えてお伝えしていきます。

①書くときは天才作家、見直すときは敏腕編集者

文章を書くときは、書き手と読み手の両方の立場になって書いていきましょう。

それぞれどんな気持ちで書けばいいのかというと…

書き手の時🖊

・文章のプロであると思い勢いに任せて書く

・伝えたい内容を思いついた言葉で書き殴っていく

・文章のつながり、単語の重複、日本語が間違っているかは気にしない

・タイトル、見出し、文字数制限は後から整える

・一旦最後まで書き切る

読み手の時✅

・敏腕編集者になった気持ちで書いた文章にダメ出しする気持ちで読む

・文章のつながりを意識して接続詞を入れたり、誤字脱字のチェック、文字数に収まるように添削する

・太字や鍵括弧等を使って強調したいところを装飾してメリハリをつける

・回りくどい言い方を短縮する

・書き手の気持ちが抜けないときは1日置いて見直す

まず余計なことを考えて綺麗な文章を書こうとすると、ペンが止まってしまいがちです。

なので、最初は無心になって文章を書いていきましょう!

ポイントは1回で完璧な文章を書き切ろうとしないこと。

読み手になったときには、何度も何度も見返して漆塗りをするようにあなたの書いた文章を綺麗に整えていきましょう

また、一度最後まで書き切ることで全体像は見えている安心感と、後はブラッシュアップすればいいだけという気持ちが文章を書く苦手意識を払拭してくれます!

②装飾を上手く使う

勢いで文章を最後まで書き終えたら、読みやすい文章に整えていきます。

その時に意識して欲しいのは、読み手のポイントでも触れた「装飾」です!

文章を装飾する方法🖊

・「・」(中黒)や■(四角)を冒頭に付けて箇条書きにする

・「」(括弧)、””(アクセント)、太字で強調する

・適度にひらく(漢字をひらがなにする)

・改行やスペースを用いて余白を持たせる

これらの方法を使う前と使った後で見比べてみましょう。

今回は、ビジネスシーンで明日の打合せの日程や資料について説明するメールを例としています。

装飾なし

件名:○○株式会社○○です。12/15(水)の打ち合わせについて

本文:○○様

お世話になっております。○○株式会社の○○です。

明日のお打ち合わせの場所ですが、弊社の会議室Bを13時からおさえております。到着しましたら私の携帯(090-0000-0000)までご連絡ください。会議の資料についてはメールで添付しております。①は今回の提案資料です。(更新版を明日お送りします)②がプロジェクトについてのスケジュール表になります。何卒よろしくお願いいたします。

装飾あり

件名:【○○株式会社○○です】12/15(水)打ち合わせについて

○○様

お世話になっております。

○○株式会社の○○です。

明日のお打ち合わせと資料についてご連絡させていただきます。

以下詳細です。

◆日時

12/15(水)

・弊社会議室B

・13:00~

◆資料

①提案資料

更新版を明日お渡ししますが、あらかじめご送付させていただきます。

②プロジェクトのスケジュール

◆連絡先

当日弊社1階まで到着されましたら私の携帯までご連絡ください。

090-0000-0000

以上、何卒よろしくお願いいたします。

伝えたい内容は全く同じですが、装飾するかしないかで伝わりやすさが変わってきます

ビジネス以外でも使えるテクニックですので覚えておいてくださいね!

➂すべての文章は「タイトル」「リード文」「本文」の構成にする

どんな文章においても実は構成は一緒なんです。

文章を構成する4つの要素

①タイトル(文章の内容を簡潔に述べる)

②リード文(タイトルを要約した内容)

➂見出し(サブタイトル)

④本文(中身)

以下➂と④を繰り返す

これは企業がメディアに対して情報を伝えるプレスリリースで用いられる構成なのですが、どの文章にもこの形が当てはまっています。

プレスリリースの場合

https://prtimes.jp/magazine/way-of-writing/

一番上から「タイトル」すぐ下が「リード文」。

青色の「どの本をどこまで~」が見出し、その下が「本文」です。

新聞の場合

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005320354_00000

この場合、「題字」がタイトル。「題字のすぐ横の1ブロック」がリード文。

その後は見出し、本文、見出し、本文が続きます。

このように形式に沿って書けば、タイトルで概要を理解し、リード文でその内容を把握。

その後見出しと本文を読んでいくことで詳細が分かっていく…といったように読みやすく伝わりやすい文章構成になっていきます!

コツさえつかめば誰でも伝わる文章が書けるようになる!

ということで今回は、伝わる文章が書けるようになるコツを3つご紹介しました。

・手紙で相手に想いを伝えたいとき

・LINEで待ち合わせ場所を伝えたいとき

・メールやチャットで的確に業務連絡をしたいとき

文章を書くことは、それを本業とする方以外でも様々な場面で役立つマルチスキルです。

今回ご紹介したこと以外にもテクニックが満載なので、気になった方は「書くのがしんどい」読んでみてくださいね!

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